得意淡然 失意泰然
『スポーツ選手のための心身調律プログラム』からの引用。
これまでのあなたの人生の中で、
思わず有頂天になってしまいそうな、
万事がうまく行っている時でも自分の心を戒めて、
心安らかに淡々とした態度をもって生活していた時のことを
思い出してみてください。
得意になって、まわりの人からひんしゅくをかうこともせず、
淡々と生きた日々のことを具体的にはっきりと思い出し、
”お前はよくやった”と、当時の自分をほめてあげて下さい。
それではお願いいたします。
それでは次に、万事がうまく行かなくて、
失意の時にあってもうろたえることなく、
心安らかに泰然として暮らした時のことを思い出してください。
思いがけない人の別れとか、経済の破綻など、
気落ちしても何事もなかったように、静かな態度をとれていた
自分自身の姿をもう一度思い出して、”お前はよくやった”と、
当時の自分自身を大いにほめてあげて下さい。
それではお願いいたします。
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失意のときにあっても、落ち込むことなく淡々と、
好調のときでもおごりたかぶらず。
好調のあとには、不調が来る。
逆に、不調のあとには必ず好調な時がやって来る。
好況のあとには、不況が。不況のあとには、好況が。
干潮のあとには、満潮が。満潮のあとには、干潮が。
いずれも自然の摂理なのですね。