治療のイメージ
最近、赤ん坊を抱っこして寝かせるのが上手くなってきた気がする。
赤ん坊がどんなに泣いてぐずっていても 寝かせよう寝かせようと気負うのではなくて、 赤ちゃんと一体となって自分自身も眠るように腕の力を抜くと、 すやすやと眠ってくれる。
鍼灸治療も同じかもしれない。
治そう、治そうと気負うのではなく、 患者さんの痛みや辛さを感じ取り、 自分自身の心身に投影して、 痛みや辛さがゆっくりと溶けていくことをイメージする。
そして、そのイメージを手掌や鍼を介して 患者さんの心身に沁み込ませていく。