美容鍼の効果と治療の流れ

美容鍼の治療の流れです。

美容鍼に要する時間はおよそ75分間。

美容鍼は、単純に顔面部に鍼を刺すのではなく、体全体の調子を整えた後に行います。まずはうつ伏せになってもらって、首や肩に対するアプローチ。
首や肩のコワバリを取ってあげると体全体がゆるみます。
もちろん顔面部への血流も良くなります。

首や肩が終ると、腰へ。
腰痛の症状がなくても、大抵の方は腰方形筋、つまり志室にスジバリが走っています。脊柱起立筋、腰方形筋、腸腰筋、中殿筋、大殿筋あたりを入念にほぐしていきます。

腰が終ると、下腿へ。
ヒラメ筋や腓腹筋。
承筋や承山の圧痛点に対してピンポイントで速刺速抜を施します。

下腿が終ると足首、足底へ。
足首回りの申脈、照海を中心に拇指を用いて入念にほぐします。
むくみの強い方は、水泉の辺りに激痛点があります。
入念にほぐします。

足首回りをほぐしていくと、全身の血流が良くなり、
体全体に汗をかきます。

ちょうど軽いジョギングをした後のように、汗をかきます。

ここまでで、美容鍼への準備が整います。

いよいよ仰向けになって美容鍼です。

まず合谷へ置鍼して手に気を引いておきます。合谷への刺鍼が顔面部の血流を増すことは科学的なエビデンスがあります。さらに足部の太衝へ置鍼して足にも気を引いておきます。

手や足に気を引いておくことで、顔面部への刺鍼による気の上昇、のぼせを予防します。

さて、いよいよ頭部、顔面部への刺鍼です。
頭部へは約20本。
顔面部への鍼の数は約100~250本。

美容鍼が初めての方は顔面部への鍼は約30本から始めます。
慣れてきたら徐々に鍼の本数を増やしていきます。
最終的には約250本くらいまで鍼の数を増やします。

頭部への鍼はYNSA(山元式新頭鍼療法)の腎点や脳天、百会等に置鍼します。

印堂や清明、攅竹、太陽、上迎香、和りょう、瞳子膠などの基本穴へ置鍼します。ほうれい線や目じりの皺、ひたいの皺、眉間の皺あたりには集中的に置鍼します。

あとは頬部、フェイスラインに沿って間隔をつめて置鍼していきます。あまり経穴は意識しないで、顔面全体へまんべんなく置鍼します。

顔の筋肉も、首肩や腰と同様にかなり凝っています。
顔面部へ刺鍼していくと柔らかいところ、非常に硬いところ、様々です。

顔の筋肉が非常に硬くなっているところは、出血することが多く、血が出ない場合には、ぷくっとふくらんで、内出血起こす場合もあります。

美容鍼の目的や機序から考えると、顔面部からの出血や内出血は、忌み嫌うものではなく、むしろ大歓迎です。

顔面部へ刺鍼することにより、皮下では微小な傷が無数に作られ、その傷を修復するために血小板等が活性化されます。その結果、肌の再生が加速されコラーゲンが活発に産生されます。そして皺が目立たなくなり、顔の血色がよくなります。

いわゆる、美肌が創出されるわけです。

頭部、顔面部への鍼約250本の刺鍼に要する時間は、およそ15分。
あまりに矢継ぎ早に刺鍼すると患者さんも落ち着きませんし、
あまりにゆっくり刺鍼すると時間がかかってしょうがないです。

顔面部への刺鍼はテンポ良く。
リズムの良い刺鍼は眠気を誘います。
できれば患者さんの好きな音楽を枕元でスマホから流してあげると、リラックスできそうです。顔面部への刺鍼に対する患者さんの不安をうまく取り除いてあげます。

全ての刺鍼が終った後には、鍼は刺した状態のままで室内の照明を落として、約15分くらい眼を閉じて休んでもらいます。

約15分後、これもまた程よいリズムで鍼を抜いていきます。
抜鍼するときには、肌に不快感を与えないように、垂直にスッと鍼を抜いてあげます。

全ての鍼を抜き終わると、顔面部や頭部のマッサージを行います。
耳も引っ張ってあげます。

仕上げは頭全体を掌で包んで気によるトリートメントを行います。

美容鍼を受ける頻度は週に一回が理想です。

およそ一か月では、ほとんどの方が肌の状態が良くなり、肌がピンと張った気持ちよさを体感します。

継続は力なり。

きちんと継続して美容鍼を受ける方は、確実に成果を実感できます。本人の肌への感覚はもちろん、周囲の方もその変化に明確に気が付きます。

 

美容鍼は顔面部への刺鍼だけではなく、体全体を整えていくことが大前提となりますので、肩こりや腰痛などの症状がある方は、美容鍼を受けながらそれらの愁訴も改善されます。

一石二鳥、なのです。美容鍼、おすすめです。

 

 

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