美容鍼の皮膚に対する2大メリット

美容鍼に関しては、様々な流派と言いますか、色々な方法があります。

大きく分類すると、
美容鍼の数の多少。
鍼灸治療による全身治療も行うか否か。

■美容鍼の数
鍼が少ないほど良い。10本~20本
鍼は多ければ多いほど良い。100本~200本

■美容鍼プラスアルファ

顔面部に対してのみ刺鍼を行う。
美容鍼と併せて鍼灸による全身治療も行う。
顔面部に対してパルス鍼(通電)を行う。
アロマオイル等を使用。

美容鍼を施術する際に、どのような考え方に基づいて行うのか。

色々検討したのですが、現在では、北川毅先生の下記の著書に記載されている内容に納得できることが多かったので北川先生の考え方をベースに美容鍼を行っています。

医学的に正しい美容鍼 コラーゲン誘発鍼の作用機序とエビデンス』BAB JAPAN

以下、上記著書からの抜粋(一部要約)となります。

美容鍼の皮膚に対する2大メリット

①経皮吸収の促進
②コラーゲン産生の誘発

皮膚に鍼を刺すことによって享受できる利点は、実は、美容業界の関係者達が、ずっと追い求めてきたことそのものだったという、驚くべき事実が判明。

①経皮吸収の促進

皮膚の「経皮吸収」が劇的に向上する。

経皮吸収とは、物質が皮膚を透過して体内に吸収されること。

皮膚は、その強固な構造によって、外部の様々な刺激から体を保護する役割を果たしている。そのため、水分や化学物質などは、いずれも容易に皮膚を透過して体内に吸収されることはない。

美容液などの化粧品が、皮膚を透過して体内に吸収されるというのも迷信。

いかに高価なスキンケア製品であっても、皮膚のバリア機能をくぐり抜けて、体内に吸収される事はあり得ない。

鍼を使用して皮膚に数多くの細かい穴を開けることで、皮膚の経皮吸収が大幅に向上することが、科学的な調査研究で明らかにされている。

鍼を皮膚に刺入し、角質層に数多くの微細な穴を開けることで、物質が角質層のバリアを破って体内に侵入する経路が作られ、物質の経皮吸収率が、最大で10,000倍近くにまで大幅に向上することが、調査研究によって実証されている。

②コラーゲン産生の誘発

皮膚に数多くの傷を作ることで、自己治癒力により、その傷が修復される過程において、皮膚の中で「コラーゲン」(膠原線維)の産生が誘発されるという。

スキンケア製品などに含まれる有効成分を皮膚の表面から吸収させること、および、皮膚の弾力を維持しているコラーゲンを皮膚の中で増やす事は、ともに、美容業界が長い間追い求めてきた究極の課題。

「皮膚に鍼を刺す」というだけの極めて単純で原始的な方法によって、いとも容易に実現できるということが、近年の科学的、医学的調査研究によって明らかにされている。

鍼が皮膚の真皮層の深度に刺入されると、鍼によって真皮層が損傷され、マイクロトラウマと呼ばれる微小外傷が生じる。

このマイクロトラウマは、「創傷治癒反応」と呼ばれる生体反応を引き起こし、創傷を修復するために、多種多様な細胞が損傷を受けた局所に遊走する。

この過程において、古くなって配列が乱れてしまったコラーゲンが破壊され、新しいコラーゲンが産生されていく。そして数ヶ月後には、完全に新しいコラーゲンとエラスチンの「細胞外マトリックス」が構築される。

この新しいマトリックスは、しわ、傷痕、その他の美容上の問題を改善し、皮膚の構造を再構築して、薄くなってしまった皮膚に厚みを与える。

特筆すべきことは、この創傷治癒の過程では、新しいコラーゲンの産生が誘発されるだけでなく、古いコラーゲンが破壊されるということ。

皮膚に対する刺鍼は、新しいコラーゲンとエラスチンによる細胞外マトリックスを形成させることで、皮膚の若返りに効果を発揮する。

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