カエルの解剖実験から感じたこと

鍼灸学校の学生の頃、カエルの解剖実験を見る機会がありました。
食用カエルです。

生きたままのカエルの頭皮を切り、頭蓋骨を割って脳を取り出します。
そして、脊髄を破壊し、反射など神経系の仕組みを確認していきます。

頭部を切断し、内臓諸器官を取り出します。
心臓を切り取り生理食塩水の中に浸しておきます。

切断された足の筋肉に電極を取り付けて微量電流を流します。

そうすると、脳も脊髄も切り離されているにも関わらず
足の筋肉は電流に反応して振動します。

生理食塩水に浸された心臓は動き続けています。
1時間程度は動き続けるそうです。

例えバラバラに切断されても、
細胞のひとつひとつが生きている限り、
反応し続けるそうです。

初めての経験でした。

「生きている」ということの定義がわからなくなりました。
しかし、ただひとつ確信したことがあります。

どのような環境下に置かれようと、
つまり、脳が壊れ、脊髄も破壊され、臓器を抜き取られても
それぞれの細胞は最後の最後まで生き抜く戦いを続けているということです。

心臓を鼓動させ、カラダの隅々に栄養を行き渡らせ、
カラダを生き延びさせる。

生命体、カラダというものは、常に生き続けようとしているのです。

うつ病になり、死にたくなるときにでも、
カラダの細胞は必死に戦っています。

私達を生かすために、最期の瞬間まで全力で戦っています。

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