うつ病で処方される薬は少しでも減薬していく
長年服用し続けている薬の減薬あるいは断薬を試みてみる。とても怖いと思います。
減薬、断薬による副作用は様々です。
- うつ病の症状が悪化する。
- 頭痛など身体的な症状が強く出てくる。
私も減薬をして最終的には断薬しました。
断薬後、3ヵ月間は激しい頭痛に襲われ続けました。
「この頭痛は薬を絶ったことによる副作用なので、じきに治まる」と言い聞かせてみましたが、あまりにもキツイので普段から飲み慣れているジキニンや呉茱萸湯(ゴシュユトウ)を服用してみましたが、全く効果はありませんでした。
それでも「この頭痛はじきに治まる。数年間飲み続けた薬を、自分の体が解毒していることによる正常な反応だろう」と言い聞かせて我慢を続けました。
3ヵ月を過ぎたあたりから徐々に頭痛の症状が和らいできました。そして最終的に断薬の副作用と思われる頭痛は消失しました。
程度の差はあっても、断薬後の副作用は必ず出てくると思います。
しかし、うつ症状を引き起こすと思われる内的な要因、あるいは外的な要因を出来る限り排除した後の減薬あるいは断薬は、時間はかかったとしても必ず良い結果を生むと思います。
薬を絶った時に出る副作用よりも、薬を飲み続ける事による身体へのダメージの方が大きいと思います。
恐らく、うつ病の方は、うつ症状を和らげるメインの薬と一緒に眠剤も処方されていると思います。
まずは、0.01mgでも良いので眠剤から減薬してみる。減薬しているという事実は、明るい将来への突破口となります。
「自分は減薬を始めることが出来ている」
この事実は、身体のベクトルを回復へと変え、もう少し続くと思われる闘病生活を支える心の糧となります。